ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

「嶺太郎さんが、堀様に見せてるあかりの写真、ひどいですよ。
 半目、半笑いのあかりですからね。

 権力をちらつかせても来ないと思います」

「いやっ、なんなんですかっ、それはっ。
 ……嶺太郎さんっ!?」
とここにはいない嶺太郎を呼びつけながら、あかりは青葉の腕をつかんで揺する。

「そもそも、俺は日向には平凡な普通の暮らしをさせてやりたいんです。
 あかりの店に押し寄せて、呪文をねだる小学生たちみたいな」

 呪文……?
と呟いたあとで、陽平は言った。

「いかにもいい感じの話だが。
 木南の家を継いでも、なにも平凡な暮らしはできそうにないが」

 しまった、という顔を青葉はする。