ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 怯え方半端ないようだったが。

 そんなところは見せないようにして、踏ん張る姿がちょっと可愛い、とあかりは思っていた。

 そして、そうだった、そうだった、と思い出す。

 私はこの人の異様に整った顔とか、スタイルとか。

 仕事ができるとことかじゃなくて。

 頼りになるけど、でも、ときどき、ちょっと駄目なとこ。

 いや、ちょっと駄目なんだけど。

 でも、やっぱりなんか頑張ってくれるとこ―― が好きだったんだよな。

 しかし、陽平はかなり青葉に対して攻撃的だった。

 当たり前だ。

 自分たちに干渉しないでと滋子が言っていたので、なにも言ってはこなかったが。

 きっと、陽平はあかりの身に起こったことも知っていた。

 口出しできない分、ずっとイライラしていたのだろう。

 まあ、青葉のせいではないのだが……。