ドラマなんかだと、真相にたどり着いたら、すべてを捨てて、ヒロインの許に走っていくのだろうが。
現実には、本日やるべき仕事を片付けたり、後日に割り振ったりしなければ、何処へも行けない。
そんな中で、青葉もあのお茶が何処をぐるぐる回っていたかについて調べ。
嶺太郎が作ったという、この公園になんとか、たどり着いたのだが。
もうあかりの告白は、
「そして、私の母、真希絵が産まれたのです」
まで来てしまっていた。
「いや、話飛びすぎでしょっ」
と寿々花が叫んでいる。
話飛びすぎだろ、と青葉も心の中で思っていた。
一瞬、自分の登場が遅すぎたせいで、話が終わってしまったのかと思ったが。
前のセリフは、確かに、
「その偶然に二人は目を見合わせて笑い――」
だった。



