翌朝、公園であかりは日向を遊ばせていた。
やっぱり、ここはいいや。
なんかのびのびできて。
早朝の人気のない公園で、あかりは何度も滑り台を滑ってくる日向を眺めていた。
来斗が呪文を発動して、どうなることかと思ってたけど。
今のところ、まったり時間が流れてるな。
青葉さんが側にいないこと以外は――。
ああ、でも、あの店がないと、子どもたちが宿題教えてーとか、呪文教えてーって来たとき、誰もいないし。
穂月さんが愚痴を言いに来たときも、誰もいないし。
窓から大吾さんが覗いてきたときも……。
いや、それは別にいいか。



