ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

「レイが近所の子のために作った公園ですよ。
 散歩中、近所の子たちと仲良くなって、作ってあげたんだそうです」

 どんなセレブだ……。

「嶺太郎さん、何者なんですか?」

「いや、多くを語りたがらない人なんで。
 僕も突っ込んで訊くことないですしねー」

 訊きそうにない人だ、と助手席で、あはは、と笑っている堀隆之を見ながら青葉は思う。

 なんか浮世離れしているというか。

 まあ、だから、その警戒心の強そうな嶺太郎という男も、彼には警戒していないのかもしれないな、と思った。

「うちに確か、レイの連絡先がありますよ」

「うちに?」

 スマホとかに入っていないのかと思ったら、

「なにか急ぎの用事があったら開けてくれと言われて。
 封のしてある封筒をもらってるんですよね。

 中に連絡先が入ってるみたいです」
と言う。

「それ、開けたら、爆発したりしないですか……?」
と言うと、堀サマは笑っていた。