「お疲れ様ですー」 とにこやかな笑顔でその男は劇場から出て来た。 通し稽古をしていたようだ。 青葉は出待ちのファンに混ざって飛び出し、大声でその名を叫んだ。 「堀サマーッ!」 その迫力に、えっ? 刺されるっ? くらいの勢いで堀様は逃げた。 周りのファンの女の子たちが、 なにっ、この超絶イケメンッ。 堀様のファン!? 恋人っ!? とよくわからないことを叫んで盛り上がっていた。