ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

「こう見えて、私、縁起は担ぐのよっ」

「そうなんですか。

 いや、すみません。
 私のを占ったあと、死なばもろともと思いまして、寿々花さんのも占ってみたんです」

「け、結果はどうだったの?

 ああ、待ってっ。
 はっきり言わずにやんわり言ってっ」

 あかりは、少し迷って、やんわり言った。

「……私と同じでした」

「じゃあ、駄目だったんじゃないのっ」

 あなた、さっき、死なばもろともって言ったわよーっ、
と寿々花は叫ぶ。

 そのあともなにか文句を言っていたようだが、ジューサーの音にかき消され、聞こえなかった。

 良いものを買ったな、と思いながら、あかりは激しく振動しているジューサーを見つめる。