ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

「明日抽選の堀様のチケットが当選するかどうかを占ってみましたっ!」

 いや、そんなすごいタロットなら、もっと違うこと占えよ!
 俺たちの未来とかっ、
と青葉がいたら、叫んでいただろうが、いなかった。

 うさんくさげに寿々花が言う。

「当選するかどうかなんて、そんなのでわかるわけないじゃない。
 私なんて、その抽選に人生をかけているのよ」

「まあ、そうですね。
 というわけで、当たるわけないので、気楽に聞いてください」

 ん? という顔を寿々花はした。

「実は、寿々花さんが当選するかどうかも、占ってみました」

「なんでそんな勝手なことするのよっ」
と寿々花は立ち上がる。

 ……いや、私の占い、当たらなんじゃなかったんですか?