ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

「ところで、あなたの占いって、当たるの?
 自分の人生もままならないのに?」

 寿々花さん、また余計なことおっしゃいましたね。

 あかりは、カウンターの上にあるのとは違うアンティークなタロットカードを出してきた。

「寿々花さん、この一点ものの、手描きのアンティークなタロット。

 ……そういえば、フィンランドで買って、忘れてたんですが。

 買うとき、(のみ)の市のおじさんが、
『このタロットは強い力を持ち。
 多くの人々の運命を占ったり、狂わせたりしてきた』
と言っていました。

 ……まあ、いまいち、聞き取れなかったのですが。
 たぶん、そう言っていました。

 そんなこのタロットで!」

 いや、どんなタロットよ、という顔を寿々花はする。