翌日の夕方、また子どもたちが攻めてきた。
どうやら、あのおじいさん人形を拝むと、テストで100点がとれるという都市伝説ができたらしい。
……増えてる、子どもたちが、とあかりが店内に溢れ返る小学生を見ながら思ったとき、カランコロンと扉が開いた。
穂月が下の子を連れて現れる。
「やだーっ。
もう、またこの子ったら。
すみません、あかりさん」
……超、いつも通りに来たな、
と思ったあとで、ちょっと笑うと、穂月も、ふふふ、と普段の人が良さそうな顔で笑った。
まあ、かつて孔子が見てた穂月さんも、今、私が見てる穂月さんも、どっちも本物の穂月さんなんだろうな、と思う。



