ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 穂月がチラと孔子を見て言う。

「あんた、そんなことやってないで、漫画描きなさいよ」

 孔子はそんなに漫画を描いている話を人にはしないのだが。
 彼女にはしていたようだ。

「……描いてない」

「なんでよ。
 面白かったのに。

 あんたは気に入らないけど。
 あんたの漫画は好きよ」

 続けなさいよ、と穂月は言う。

「それ、よく言ってたけど。
 漫画に集中させて、私にバイトをやめさせたかったからでは?」

「それもある」

 ……あるんだ、とあかりは苦笑いした。