「背中を押してくださり、ありがとうございますっ。 私、離婚しますっ」 「いやっ、押してないですっ。 落ち着いてっ」 とあかりも叫ぶ。 今、店内で穏やかに微笑んでいるのは、いつも同じ表情のあのおじいさん人形だけだった。