さて、とあかりがタロットカードの封を切ると、子どもたちが身を乗り出した。
いや、君ら、早く帰らないと怒られるよ……と思いながら、あかりは怪しい手つきでカウンターの上のカードを動かす。
時折、説明書きを見るので、穂月が不安そうに訊いてくる。
「あの、あかりさん。
もしや、占われるの、はじめてですか?」
「はい。
でもほら、ビギナーズラックとかあるかもしれません」
占いで……? という顔をしていたが、穂月はおとなしく占われてくれた。
あかりが説明書を読みながら、タロットカードを切っていると、穂月が言う。
「ここ、ランプのお店だったんですね。
父がキャンプグッズを集めてるので、今度、いるものがないか訊いてみます」
「いえいえ、お気になさらずに」
とあかりが言ったとき、あっ、と穂月がカウンターの端に積み上げてあるものを見て声を上げた。



