ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 じっと広げたページを見ていた日向があかりに訊いてきた。

「おねーちゃん、これ、なんの鳥?」

 日向は威風堂々とした鷹の絵を指差す。

「鷹ね」

「たかね?」

「違うよ。
 たか、ね」

「たかね」

 ……幼児との会話、噛み合わない、と思っていると、青葉が、

「俺に貸してみろ」
と言って、さっきの絵を指差した。

「日向、これは鷹だ」

「タカダ」

「鷹、だっ」

「タカダッ」

 日向は鼻がつまりぎみなのか、タカタに聞こえる……。

「……なんか微妙にテレショップの人みたいになっちゃってますよ」
とあかりは呟いた。