ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

「嶺太郎さん、私も知らないわけじゃないけど。
 そんなに接点ないのよ。

 あなた知り合いなら、早く言いなさいよっ」

「いや、知り合いって言っても。
 おばあちゃんが、昔、嶺太郎さんのご家族にお茶を教えてただけなんですけど」

「なんでもいいわよっ。
 今度、堀様と一緒に嶺太郎さんを呼んできなさいっ」

 それからしばらくして戻ってきたあかりはドアを開け、自分に訊いてきた。

「すみません。
 お待たせして。

 ところで、なんで、嶺太郎さんがレストランにいただけで、私と嶺太郎さんが知り合いってわかったんですか?」

「……今か」
と言いながら、なんかもう別に訊かなくてもいい気がしてきたぞ、と青葉は思う。

 俺の口からレイの名前が出たことよりも。

 嶺太郎が、堀サマと友だちだったことの方が、こいつにとって、おおごとだった時点でもう――。