ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

「いや……モデルだからだろ」

「えっ? でもっ。
 あっ、いや、そうかっ。

 えーっ?
 モデルって、堀様と接点あったりするんだっ?」

「芸能人だからあるんじゃないか?」

「いや~、私の中では、嶺太郎さん、芸能人の(くく)りに入ってなくて」

 どういう知り合いなんだか知らないが。

 あれだけのオーラがある人に、こいつ、ひどいな……、と思う。

「あの人、堀サマと仲良いらしいぞ」

 知らなかった~っ! とあかりは悶絶する。

「うわっ。
 全然、思いつかなかったですっ、そのルートッ。

 わたしの中では、嶺太郎さんは、なんかたまに雑誌に載ってる人、くらいの認識だったんで。

 最近、ほとんど海外にいるんで、日本のテレビやショーで見ることないですから」

 お母さんっ、寿々花さんっ、とあかりは車を降りて、後ろの二人に嶺太郎の話をはじめる。

「なんですって?
 なんで早く言わないのよっ」
と寿々花がわめくのが聞こえてきた。