「前から思ってたんだが」
日向が寝てしまった帰り道、青葉はいろいろ考えながら、あかりに言った。
「お前、堀とかいう奴の顔が好みなら、俺は全然好みじゃないよな」
あかりは笑う。
「言ったじゃないですか。
青葉さんの顔は好みじゃなかったです。
……でも、
なんか一番好きだった」
ちょうど、あかりの実家の前にとまったところだった。
思わず、身を乗り出して後部座席のあかりにキスしようとしたが、
「いやっ。
お母さんたちいるんでっ。
お母さんたちいるんでっ」
と後ろについた車を振り返り、あかりは叫ぶ。
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