まあ、はぐれても店の名前と場所は聞いているので大丈夫そうだったが。
それにしても、こうしていると、普通の親戚の集まりみたいだな、とあかりは思う。
青葉の事故も、記憶喪失も。
そして、それにより生じた寿々花との確執も――。
なにごとも起こらないまま、夫婦となり、家族になれた未来。
それがいきなり、自分の目の前に、ポンと現れたような気がして、あかりは、ちょっと泣きそうになった。
日向は、そんなあかりの横で、初めて乗る青葉の大きな車に、はしゃいでいる。
「あっ、うさぎだっ!
うさぎがいるよっ」
窓の外を見て、日向が叫んだ。
それにしても、こうしていると、普通の親戚の集まりみたいだな、とあかりは思う。
青葉の事故も、記憶喪失も。
そして、それにより生じた寿々花との確執も――。
なにごとも起こらないまま、夫婦となり、家族になれた未来。
それがいきなり、自分の目の前に、ポンと現れたような気がして、あかりは、ちょっと泣きそうになった。
日向は、そんなあかりの横で、初めて乗る青葉の大きな車に、はしゃいでいる。
「あっ、うさぎだっ!
うさぎがいるよっ」
窓の外を見て、日向が叫んだ。



