ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

「……今の俺とより、母親との方が気が合ってそうだ」

「はは、どうでしょうね」

 青葉は一度、目を伏せ言った。

「お前が今、言った『青葉さん』は、過去の俺なんだろ?
 でも、……俺も青葉なんだが」

 そう言い、青葉はあかりを見つめたあと、身を乗り出し、そっと口づけてみる。

 あかりは逃げなかった。

 ただ、ちょっと困ったような顔をしている。

 自分の気持ちが整理できていないような。

 そんな感じ。

 もうちょっと頑張ったら、あかりの心の扉が開く気がした。