ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

「お前は誰に渡したんだ?」

「いとこに渡したんですけど。
 流れ流れて、どっか行って木南さんのところに来たんでしょうね。

 大航海してきたみたいですね。

 木南さん、あのとき受け取らなかったけど。
 やっぱり、木南さんの許に来る運命だったんですよ」
とまたそのお茶を押し付けようとする。

「もう捨ててしまえっ」
と揉めながら、そのお茶ではなく、違う紅茶を淹れてもらった。

 動物園の話をすると、

「ああ、寿々花さんも一緒に行く話ですか?
 聞きましたよ。

 別にいいですよ」
とあかりは軽く言う。

「ほんとうにいいのか?」

 はい、と頷くあかりに、

「よくあの親に付き合ってくれてるな」
と言うと、

「だって……なんだかんだで、『青葉さん』を産んでくれた人だから。
 それに、結構気が合うんですよ」
と言って笑う。