ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

「だって、木南さんは日向の相手に慣れてません。
 走り出した日向、止まらないですよ。

 突然、なに始めるのかわからないので、常に見張りが必要だし。

 数人で行った方が」
と言うと、なるほどな……と言う。

「真希絵さんたちにもお願いして大丈夫か?」

「はい、たぶん。
 あ、でも、夜の動物園の方がいいって言うかもしれませんけどね。

 昼間暑いんで」
と笑ったとき、来斗からメッセージが入ってきた。

「あ、来斗からですね」
とスマホを手に取り、開けてみた。

『ごめん、ねーちゃん。
 俺、ほんとに呪文を唱えるかも』

「どうかしたのか?」
と沈黙したあかりに、青葉が訊いてくる。