次の日の昼、大吾が訪ねてきた。 会議の帰りだとかで、きちんとスーツを着ていてた。 不思議なものだな、とあかりは思う。 最初の頃は、よく似てると思ってたのに。 最近、ちっとも似て見えない、と思いながら、 「なにお飲みになりますか?」 と訊くと、 「アイスコーヒー」 と言ったあとで、大吾は、 「そういえば、この店で金払ったことないな」 と言う。 ……いや、だから、ここ、カフェでも喫茶店でもないんですけど。