ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 だが、来斗は気にせず、青葉の手を握って言う。

「社長っ、客観的に見て、カンナさんのご両親って、どんな方ですか?」

 一言でっ、と来斗に言われ、青葉は、
「気難しい」
と言う。

「二言でっ」

「相当気難しい」

 ああっ、やっぱり~っ、と頭を抱える来斗に青葉は言う。

「だって、お前、カンナの親だぞ。
 こいつはお前に気があるから、お前にはやさしいだろうが。

 相当気難しいからな。
 そんなカンナの親だぞ。

 しかも、母親の方、うちの母親にそっくりだからな」

 もう駄目だ~っ、と来斗はどっかの苦悩するクマみたいにのたうち回る。

 いや……失礼ですよ、来斗。
 寿々花さんにそっくりと言われて、のたうつとか……。