今日はいい日だった、と思いながら、青葉は家に帰ろうとしていた。 あかりや日向とゆっくり話せたし。 あかりをアパートまで送れたし――。 「お前が中に入るまで見てる」 と言って、駐車場からずっと見上げていた。 電気をつけたあと、あかりが扉から顔を覗かせて、ちまちまっと手を振ったとき。 可愛い。 嬉しい。 なんか怖い、と思った。 最後の『なんか怖い』はなんなんだ……と自分で思う。