ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 この人はもう、私とは全然違う人生を歩いている人だし。

 そんなことを思うあかりを見つめて、青葉は言う。

「……身代わりでもいいよ」

「え?」

「過去の俺の身代わりでもいい。
 お前が愛してくれるのなら」

 そう真摯に語ってくる青葉と目が合わせられず、俯くあかりの額に青葉がそっと口づけてきた。

 すぐに離れて青葉は言った。

「……今日はこれで勘弁してやる」

 そのまま黙って、あかりを見つめてくる。

 そんな風にただ見つめられることが、キスされるより、恥ずかしく。

 あかりは、なんとか青葉の気をそらそうとした。