「寝つくまでお付き合いくださり、ありがとうございます」
と襖を閉めて言うと、
「いや、眺めたくて眺めてただけだから」
と青葉は言う。
「よろしかったら、日向の写真、見られますか?
焼いたのがあるので」
そう言い、アルバムがある和室に行く。
棚から出して、畳の上に広げ、二人で日向のアルバムを眺めた。
産まれた頃のは、立派な表紙の、厚みのあるアルバムなのだが。
だんだん、実用的な軽いアルバムになっていく。
「写真、つい、たくさん撮っちゃって。
全部焼くわけにはいかないから、これっ、と思うものを厳選して焼いてるんですよ」
青葉は微笑みながら、日向の写真を見ていた。
そして、微笑んだまま言う。
「……時折、写真の右端にオレンジの閃光が走っているのはなんだ。
心霊写真か?」



