ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 ともかく、ひとりであかりの店に行くのは気まずかったので。

 ちょうどいいと思い、来斗と店に行く。

 すると、灯りのついている店内から笑い声が聞こえてきた。

 自分が中で笑っているのかと思った。

 笑い方は違うが、声もよく似ている大吾だった。

 慌てて中に入ると、カウンターにあかり、大吾、カンナがいた。

 あかりがこちらを見て言う。

「あ、木南さん、来てくださったんですね。
 すみません。
 今、ご連絡しようかと。

 おかげさまで、地蔵、消えました」

 地蔵が知らない間に消えていたこともショックだが。

 キスまでしたのに、木南さん、とまた呼ばれてしまったこともショックだ。