ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 だが、あかりは、
「わかりました」
と言って、自信ありげに頷いた。

 どうやら、ちゃんと考えてあったようだ。

 そういうところは抜かりないな、と思ったとき、あかりは忍者がドロンと消えるときのように、指先を重ね合わせた。

 こいつ、怪しい踊りを省いたな、と思った瞬間、あかりが天に向かって指を差し上げ、叫んだ。

「あり・をり・はべり・いまそかりーっ!」

 雷でも落ちてきそうな勢いだった。

 子どもたちも、なにか変だと思いながらも、その勢いに押され、息をつめて見ているようだった。

 だが、子どもでない青葉は腹の中でいろいろと思っていた。

 ……何故、突然の和風。

 そして、何故、突然のラ行変格活用……。