ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 あかりが立つ扉の側には、日中なので、火の入っていないランプ。

 それを見た瞬間、なんでだろう。

 ぞくっと嫌な感じがした。

 あかりとキスまでして。

 本人も飛んで逃げたりしなくて。

 今、幸福の絶頂にあってもおかしくないのに。

 何故だか、ぞくっと、いや、もやっとする。

 信号が変わり、青葉は車を出した。

 チラとあかりを振り返ると、まだこちらを見ていて、なんだか心臓が痛くなる。

 自分の姿が消えるまで見送ってくれているあかりの姿に、なにかが重なりそうになって消えていった。