ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 


 車に乗りながら、青葉は思っていた。

 ……殺されないだろうか。

 いきなりキスとかして。

 だが、あかりは、ただ黙って自分を見送っていた。

 いまいち表情が読めないが。

 怒ってはいない……気がする。

 ちょっとホッとしながら、じゃあ、とあかりに手を挙げ、発進した。

 車道に出ると、ちょうど赤信号だったので止まり、あかりの方を窺い見る。

 あかりはまだ店の外に立ち、こちらを見送っていた。