「綿菓子屋さんで~す」
と言う日向を青葉は目を細めて見ている。
……なんですか。
子どもが可愛くて仕方ない普通の父親みたいな顔をして。
ここまで私たちだけで産み育ててきたのに。
あなたは、最近、いきなり現れただけのくせに――。
その顔つきだけで、ああ、やっぱり、この人、日向のお父さんなんだなあとか思っちゃうじゃないですか。
そんなことを考えながら、あかりはカウンターから二人を眺めていた。
……まあ、記憶を失ったのは、この人のせいではないし。
息子の記憶にない、しかも、息子とたった一週間しか一緒にいなかったという女のことを寿々花さんが信じられなかったのもわかるけど。
青葉さんの家は、普通の家じゃない。
ある意味、不幸なことに、莫大な財産とそれにより生じた敵が一生、彼にはついて回るから――。
と言う日向を青葉は目を細めて見ている。
……なんですか。
子どもが可愛くて仕方ない普通の父親みたいな顔をして。
ここまで私たちだけで産み育ててきたのに。
あなたは、最近、いきなり現れただけのくせに――。
その顔つきだけで、ああ、やっぱり、この人、日向のお父さんなんだなあとか思っちゃうじゃないですか。
そんなことを考えながら、あかりはカウンターから二人を眺めていた。
……まあ、記憶を失ったのは、この人のせいではないし。
息子の記憶にない、しかも、息子とたった一週間しか一緒にいなかったという女のことを寿々花さんが信じられなかったのもわかるけど。
青葉さんの家は、普通の家じゃない。
ある意味、不幸なことに、莫大な財産とそれにより生じた敵が一生、彼にはついて回るから――。



