ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

「そんなことより、お前、なんで朝から、あかりのところに行ったんだ?」

「いや、会えない間に思いがつのってな。
 どうしても、あかりの顔が見たくなって」

 ヤバイ。

 こんなガンガン迫っていきそうな奴に、本気になられたら困る、と焦った青葉は大吾に言った。

「思いがつのるくらいなら、毎日会いに行けよ」

 まだ社長室で用事をしていた来斗が振り返り、

 なにあおってんですかっ?
という顔をする。

 いや……、思いをつのらせるくらいなら、と思ったんだが。

 やはり、まずかったか、と思ったときには、もう、

「そうだな。
 毎日顔を見に行こう。

 ありがとうな、青葉」

 じゃあ、と言って、大吾は電話を切っていた。