ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 

 社食で来斗はあかりが送ってきた日向の写真を眺め、困っていた。

 いや、可愛いが、これを社長に見せろとかどういうことだ。

 お前の写真を見せろというのなら、まだわかるが、と思ったが。

 いや、可愛く撮れたおのれの写真を、社長に見せろと送りつけてくる女も怖いな、と思った。

「どうかしたのか?」
と前で日替わりランチを食べていた青葉が訊いてくる。

「いやー、姉がこれを社長に見せろと」
とおそるおそる日向の写真を見せると、何故か青葉の顔が輝いた。

 ぜひ、送れと言う。

 転送しながら、なんなんだろうな、と思っていた。

 社長は、そうは見えないが、無類の子ども好きだとか?

 っていうか、何故、ねーちゃんは、これを社長に?

 まさか、社長に、日向の父親になってくださいとかっ?
と固まる来斗の顔を見て、迷いながらも青葉が言った。