あなたが着いて行きなさいよ、と寿々花にも言われたので、あかりは次の登園日には、日向を連れて幼稚園に行ってみた。
日向は、ヌンチャクをふりふり、ご機嫌だった。
ヌンチャク……
いや、上履きの入った巾着袋なのだが。
日向はこれを『ぬんちゃく』と呼ぶ。
ホールでみんなでお絵描きして遊んだあと、外に出る。
ぬんちゃくに上履きを詰めているとき、いっしょになった可愛い女の子と手をつなぎ、日向は砂場に走っていってしまった。
……手が早い。
あれは、ほんとうに青葉さんの子どもなのだろうか。
なんか大吾さんの血を引いてそうだ、と笑えないことを思いながら、その子のママさんたちと砂場の周りにしゃがんで話していた。



