ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

「……アフリカとか行ってきたんですか?」

 アフリカの民芸品のような仮面を見ながら、あかりは訊く。

「いや、日本の奥地だ。
 呪いの仮面だそうだ」

「いりません……」

「大丈夫だ。
 それを模した民芸品だ」

「いりません」

「この店に似合うんじゃないか?」

「お気持ちだけで結構です」

「じゃあ、これをやろう」

 今度は怪しい小瓶を大吾は置いた。

「媚薬だ」

「いりません」

「大丈夫だ。
 本物だ。

 村の祈祷師にもらった」

「いりません」