ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

「まあ、決めてないですからね。
 客が来なかったら、閉店、というか。

 ……じゃあ、ほとんどの時間、閉店中ですね」
と自虐的なことを言うと、

「だから、もうちょっと経営を見直せと言ってるだろう」
と言ったあとで、青葉が少し言いにくそうに言ってきた。

「帰り、送ってやるよ」

「えーと、いいですよ。
 アパート、すぐそこなんで」

「送りたいんだ」

 真っ直ぐに自分を見つめ、青葉はそう言ってくる。

 なんなんですか、やめてください。

 またあなたを好きになってしまうじゃないですか。

 心の中で、もうとっくの昔に惨殺してるのに……。