ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 あかりが窓から街の灯りを見て、呟く。

「でも、ひとつ、わからないことがあるんですよね……」

 俺も昨日から、いろいろとわからないことだらけだ……と思ったとき、あかりが言った。

「コバエ、小銭のところじゃなくて、札入れの方から出てきたんですよ。
 どうやって入ってたんですかね?」

「……どうでもいいよ」

 こいつは話していると気が抜ける、と思いながら、青葉はカウンターに目をやった。

「お、結局、カフェになったのか?

 なにやら喫茶店のような感じに、カップやコーヒーサイフォンが並んでいたからだ。