ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 


 青葉は見た。

 寿々花が通りをやってきたと思ったら、向かいから日向もやってきて。

「ぐらんま~」
と叫びながら、銃で寿々花を撃っていた。

 いや、まあ、弾は入ってないんだが……。

 ……子ども時代、横暴な母親にやり返したいと何度も思いながら、なにもできなかったのに。

 すごいな、日向。

 銃で撃つとは斬新だ。

 心の片隅にまだ住んでいた子ども時代の自分が日向を称賛していた。

 っていうか、ぐらんまってなんのことだ……。

 外に出ていた青葉は扉の前で小首を傾げる。

「……グランマと言えば、

 ……パン屋?」