ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 ひーっ。
 待ってくださいっ。

 日向は私の弟ということになっていますっ。

 日向は、
「父親ー」
と言われるがままに叫び、大吾の腕に抱きついた。

 ……たぶん、父親がなんなのかいまいちわかってないな、と思う。

 お父さん、自分のことをいっくんと呼ばせてるしな。

「ほう。
 子どもは苦手だと思っていたが。

 懐かれると可愛いもんだな」

 そう言いながら、大吾は、ひょっと片腕で日向を抱き上げた。

 そのまま、日向の重さを使って、筋トレとかはじめそうだ、とあかりは思う。