ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

「数年前にも一度会ったぞ。
 あのときには、ただ、悪い女、と聞かされて会っただけだったが。

 よく話してみると、お前は面白い。
 悪い女でも構わん。

 たまには、騙されてみるのも、いいかもしれん」

「いや……私が騙されることはあっても、私が騙すことはありませんよ」

「そうだな。
 お前、青葉にも騙されてるしな」

「別に騙されてはいませんよ」

「わからないじゃないか。
 青葉の心の中は誰にもわからないだろう?

 考えてみれば、俺と寿々花さんが、青葉はお前を騙していないと、あいつの普段の性格から推察して、勝手に思い込んだだけで。

 騙して捨てるつもりだったのかもしれないよな。
 だって記憶ないんだから」