「ああでも、来斗くんの話も気に入ったみたいだぞ」
「え?
来斗、なんか語ってたんですか?
秘密警察に尋問されただけじゃ……」
「なんだ、秘密警察って」
と言われ、いえいえ、と誤魔化す。
なんか、私の頭の中では、うちの弟は軍服みたいな制服着たあなたの妹さんに波止場から倉庫に連れて行かれ。
鞭で叩かれながら、尋問されてたんですけど。
「来斗の話は夢があると言ってたぞ」
「夢?」
『ねーちゃん、俺、将来大金持ちになって。
自動販売機のボタン全部押せる人になるーっ』
と不思議なことを言っていた幼き日の弟を思い出していると、大吾が言った。
「ぼくは魔法の呪文を知ってるんですって言ってたらしいぞ。
なんでも叶う秘密の呪文」
「ああ、それなら私も知ってます」
とあかりは言った。
なんだ、この姉弟……という顔を大吾はする。
「え?
来斗、なんか語ってたんですか?
秘密警察に尋問されただけじゃ……」
「なんだ、秘密警察って」
と言われ、いえいえ、と誤魔化す。
なんか、私の頭の中では、うちの弟は軍服みたいな制服着たあなたの妹さんに波止場から倉庫に連れて行かれ。
鞭で叩かれながら、尋問されてたんですけど。
「来斗の話は夢があると言ってたぞ」
「夢?」
『ねーちゃん、俺、将来大金持ちになって。
自動販売機のボタン全部押せる人になるーっ』
と不思議なことを言っていた幼き日の弟を思い出していると、大吾が言った。
「ぼくは魔法の呪文を知ってるんですって言ってたらしいぞ。
なんでも叶う秘密の呪文」
「ああ、それなら私も知ってます」
とあかりは言った。
なんだ、この姉弟……という顔を大吾はする。



