青葉は車で帰りながら、
「木南さん、今日はありがとうございました」
と見送ってくれたあかりを思い出していた。
玄関のライトの下、微笑むあかりと日向に手を振られると、何故だか、ちょっと泣きそうになる。
だが、気になることもあった。
なんで、大吾が『大吾さん』で、俺は『木南さん』なんだっ。
そして、来斗がカンナとふたりきりだったってことは、店長あかりと大吾もふたりきりだったんじゃないかっ。
帰ったあと、気になって、あかりではなく、大吾に連絡してみたが。
『おかけになった番号は現在使われておりません』になっていて。
そういや、あいつと何年も個人的には連絡とってないなと気がついた。



