やっぱり閉まってるな。
そう確認しながらも、青葉はあかりの店の駐車場に車を乗り入れた。
植え込みの工事はもうはじまっている。
いないってわかっているのに、なんで来てしまったんだろうな……。
青葉は、ぼんやり真っ暗な店の中を見ていた。
ランプのひとつも灯していればいいのに。
暗闇で見るランプの暖かい灯りは、人をホッとさせる。
通りかかった人にいい宣伝になるのにな。
ま、電気式のじゃないと火事が怖いが……。
そんなことを思いながら、青葉は街の灯りを頼りに店内を覗いてみる。
奥の方に、あの立てかけてあるだけの蒼い扉が見えた。



