ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 


 あら、もう夕方。

 そろそろ、ご飯作りに帰らなきゃ、と真希絵が思ったとき、カランコロンカラン、とドアチャイムの音がした。

「いらっしゃいませ~」
と愛想よく振り向いた真希絵は固まる。

 そこに、(まご)うことなき木南青葉が立っていたからだ。

 ふたりは見つめ合い、沈黙した。

 青葉は、

 ヤバイ、娘といる若い男を捕まえては、結婚させようとする母親だ!

 ……い、いや、待てよ。
 結婚させられたんでいいのか、とおのれの心の変化に戸惑って黙り。

 真希絵は、

 何故、ここに青葉さんが?
 あかりと、よりが戻ってたの?

 え?
 でも、記憶は?
と混乱して、なにを言ったらいいか困り、黙っていた。