ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 青葉は無意識のうちに、

 こいつに好かれる出会い方とかあったのだろうか?

 まあ、『植え込みに突っ込む』は100%不正解だろうが、
 などと考えて、うっかり、そう訊いてしまったのだが。

 そんな青葉の心理も、もちろん、あかりには伝わってはいなかった。

「どうやってって……」
とあかりは思い出す。

「道で出会ったんですよね。

 彼は真正面からやってきて。
 私が右に避けようとしたら、彼も右に。

 左に避けようとしたら、左に動いて、こう着状態に……」

「ずいぶんと愉快な男だな。
 そんなんで、どうやって、恋に落ちるんだ」

「身動きとれなくなって、見つめ合ってしまったんですよ。
 そのとき見た瞳が綺麗だったんです。

 恋に落ちて、彼がいなくなるまで、一週間くらいだった気がします」

「手の早い男だな」