「いや~、ありがとうございますっ。
最近、呪文のネタ尽きちゃってて~」
いや、今まで尽きなかったことがすごいが……とカウンターに買い物袋を置くあかりを見ながら、青葉は思っていた。
「木南さん、お昼食べられました?」
いや、と言うと、
「どっちも美味しそうだったんで、選べなくて。
お弁当、二個買ってきちゃって」
とあかりは笑いながら、近所のお弁当屋さんのお弁当とやらを出してきた。
二個買ってどうするつもりだったんだ……、
と青葉は出来立て、ほかほかのお弁当を見る。
「一個、冷凍しようかと思ってたんですけど。
やっぱり、作りたてが美味しいから、おひとついかがですか?
いろいろサイトやお店のご相談にも乗っていただいてるんで、おごりますよ」



