ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 青葉は困り、いつか、あかりがやっていたように、忍者がドロンと消えるみたいに、指先を重ね合わせた。

「ち、ちちんぷいぷい」

 竜崎あたりが見たら、
「……社長、なにやってるんですか」
と呆れそうだなと思いながらも、やってみたのだが。

 子どもたちは容赦なく追求してくる。

「それ、なにになるの?」
「それ、なにが起こるの?」
「それ、なにかが現れるの?」

 青葉は困った顔を見せずに困っていたが。

 そこで、パチンと指を鳴らし、子どもたちの後ろを指差した。

「ほら、おねーさんが現れた」

 一斉にみんなに振り返られ、買い物袋を手に戻ってきたあかりが、え? という顔をする。