ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

 さっきの本に女性の心理がいろいろと書いてあったが。

 どう考えてもあいつは、前の男に未練があるし。

 俺が告白したところで、振り向きそうにもない。

『叶いそうにないのなら、今の恋にケリをつけて、次に進むのもアリです。
 魅力的な異性は他にもたくさんいるのですから』
と書いてあったではないか。

 いや、俺に次の恋などないが。

 次の仕事ならあるっ。

 山のようにあるっ。

 きっとすぐにあいつのことなど忘れられるはずだっ。

 女性に振り回されるなんて、俺らしくもない。

 さっさとフラれて、早く元の自分に戻るんだっ。

 そう思い立った青葉は、昼過ぎ、出かける用事のついでに、あかりの店に寄ってみた。

 だが、あかりは店にはおらず、例の子どもたちが外に群れていた。

 ……増えてる。

 子どもたちの数は二倍に増えていた。