どうしよう。 あかりの話を聞きながら、青葉は焦っていた。 こんなに、まだ前の男に未練がありそうな女なのに。 やっぱり、こいつのこと、好きかもしれない――。 青葉は、珍しく、けなげなことを言うあかりを見つめた。 ふだん、莫迦なことを言ってるときとのギャップが激しすぎて。 今すぐ抱きしめたいとか思ってしまう。 「ま、また来るっ」 青葉は唐突にそう言うと、慌てて店を出て行った。