ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

「何故だ……」

「いや、なんだかんだで初孫だから、ついていたいって」

「だが、お前はその母親と息子を恨んでいるんだろう?」

「恨みたいところなんですけど。
 なんか憎めない人なんですよね~、そのお母さん」
とあかりは遠い目をする。

「ちょっと気も合うし」

「合うのか……。
 お前を突き放した男の母親と」

「推しの趣味も合うので」

「……例の堀様か?」
と渋い顔をする青葉を見つめ、あかりは言った。

「私、息子さんのことも恨んでないです」

 青葉がランプの光の中、ちょっと驚いたように、こちらを見る。

「とても幸せだったんです。
 その人といる間。

 だから、私の側から、その人がいなくなってしまっても、恨んではいません」

 そうあかりは言い切った。